CADワークステーションをIntune管理下に統合する際のパフォーマンス設計(Defender除外と更新リング)

高負荷な3D CAD(AutoCAD、SolidWorks等)を利用するワークステーションをIntune管理に移行した際、Microsoft Defenderのリアルタイム保護やWindows Updateの自動更新による意図しない再起動が原因で、レンダリング作業の停止や操作の遅延が発生します。
原因と落とし穴
CADデータは大容量かつ大量のファイルで構成されるため、標準設定のウイルススキャンがディスクI/Oを圧迫します。また、更新リングのデフォルト設定では「業務時間中」の再起動制御が不十分で、数日間にわたる計算処理を中断させてしまうリスクがあります。
切り分け・対処手順
Defender除外設定の最適化: Intuneの「エンドポイントセキュリティ」から、CADソフトの実行プロセス(.exe)および作業ディレクトリをスキャン除外リストへ追加します。
更新リングの分離: CAD端末専用のデバイスグループを作成し、アクティブ時間を最大化、再起動を自動で行わない「通知してインストール」等の猶予期間を設定します。
配信最適化の調整: P2P配信(Delivery Optimization)による帯域消費を抑制し、CADデータのダウンロードを優先できるよう調整します。
まとめ
一律の管理ポリシーではなく、特定業務のワークロードに合わせた「除外」と「スケジューリング」を組み合わせることで、管理性と生産性を両立できます。
■ この記事に関連するテンプレート
CAD端末のように例外設定を入れた端末は、「どの端末に・なぜその設定を入れたか」を残しておかないと、担当が替わったときに追えなくなります。端末台帳と構成プロファイルの設定値をNotionでまとめて管理するテンプレートを作りました。
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